タックマーのフロンターレポート

川崎フロンターレの試合のこと、選手のことをすこし書かせていただきます!時間があればご覧ください!よろしくお願いします!

復活の時を待つ怪物大久保嘉人

今日、この大久保嘉人選手について書くのは、今節の鹿島アントラーズ戦で気になったシーンを見つけたので、書かせていただきます。

Twitterでも少し書かせていただいたのですが、もう少しまとめよう(うまくはまとめられてないですが)とおもいましたので。

 

それでは本題です。僕が気になったシーンというのは、後半のロスタイムに入ってすぐのシーン。クリアボールを大久保選手が待って上がり森本選手へラストパスを送ってシュートを打つものの、曽ヶ端選手に塞がれてしまったシーンです。 

 

私は何が気になったのか。それはあの場面で大久保選手がパスを選択したということです。

チームの選択としては間違っていなかったと思います。むしろ誰が見てもあれは正解。当然だと思うかもしれませんが、僕には違和感が残りました。あの場面は大久保選手なら打つべきだったのではと。

最近大久保選手はゴールから遠ざかっています。そのうえシュートすら満足に打てていない状況が続いています。もっといえばボールに満足に絡めてすらいません。ストレスが溜まって試合中もパスをもらえず怒りをあらわにするシーンが何度か見られました。ただ、ストレスはシュートを打ててない、ゴールを決めることが出来てないということからだけではないと思います。

おそらく、「小林選手が伸びてきたこともストレスのひとつ」だと思います。というのも今まで大久保選手は「川崎のエース」と呼ばれ点を取ってきました。ですが、点を取れなくなってきてエースと呼ばれていた自分よりも点を取る選手が出てきてしまった。そしていつのまにか自分とゴール数まで並んだ。そこでエースと呼ばれていたことへのプレッシャーに飲まれてしまっていた。そしてあの場面は大久保選手は「自然」とパスを選択してしまった。と思えてしまったのです。

私は、今まで私が川崎で見てきた大久保選手ならあの場面は無理にでも打ちに行っていたと思います。それで外しても大久保選手ならしょうがないと思えていましたし、思えます。だからこそ、あそこでパスをした大久保選手に違和感を感じたんです。

 大久保選手は一度切り返してからシュートを打つ、というパターンももっています。あの場面はまさにそのパターンで点が取れる形であった。

だからこそ、、!チームの為より自分のためにあの場面はシュートを選択して欲しかった。

 ましてや、小林選手が怪我で外れて、鹿島には何度も決定機を迫られている場面。

「俺がいるから大丈夫!!俺にボールを持ってこい!!決めてやるから!」とプレーで、シュートを打って示して欲しかった。いくら失敗しても大事なところで結局は決めてきた「川崎のエース」は逃げない男なのだから。

 

あのプレーは

チームの為を考えてのプレーなのか、

自分を見失ってのプレーなのか

はわからないです。むしろそんな可能性は低いです。私の主観的観点からのあの1プレーをみてふと思っただけのことなのですから。

 

ただ、そう思えてしまうくらい、最近の大久保選手のプレーにはワクワクが感じられません。ゴールから遠ざかって、苦しい状態が続いている中でまだ復活のキッカケを掴みきれていない状態なんだと思います。ゴールというキッカケだけが足りてないんです。FWはやっぱりゴールが一番波に乗れる「薬」なんです。。

だからあのパスはそれを、薬を拒否しているような感じがしてしまって、悲しかったですし、少し寂しく感じました。

 

CSを勝ち抜くためには大久保選手のゴールは絶対に必要です。エースの一点ほど、力強く、相手に重いゴールはありません。そのためにも大久保選手には復活してもらわなければ困ります。

一瞬でも、周りを生かすプレーから、「大久保を生かす」プレーをしてほしい。そうすれば、怪物は目を覚ます時が必ずくると思います。だからこそ、彼は怪物であり「川崎のエース」なんです。 

 

f:id:takuma710:20161030003735j:image