タックマーのフロンターレポート

川崎フロンターレの試合のこと、選手のことをすこし書かせていただきます!時間があればご覧ください!よろしくお願いします!

川崎らしくない試合vs鹿島アントラーズ

浦和を年間勝ち点1差で追う川崎の最後のアウェイマッチは鹿島アントラーズとの一戦。

鹿島は、大宮、東京と2連敗という流れの悪い中迎えた川崎戦。CS前哨戦とも言われ、両者負けることが許されないこの試合。

結果は川崎が森本選手の1点を守り抜き、試合は終了。CS前哨戦は川崎に軍配が上がった。

 

               「広島戦よりひどい前半」

この試合の前半、キックオフは川崎からだったので、流れは川崎からスタートするのかと思っていましてが、鹿島のペースで試合は進みます。それだけなら、まだいいのですが鹿島には何度も決定機を作られます。新井選手のスーパーセーブもあり、ゴールにはならなかったものの、クロスバーを叩くシーンも見られ、鹿島には2連敗で流れが悪いとか関係ないのだと思いました。王者になったことのあるチームはいい流れは前から引き継ぎ、悪かったら断ち切るというのが上手いです。そういうところは見習わなければなりません。ただ、こればかりは経験だったりが左右するのでしょうがないですが…はまた、ハプニングがありました。小林選手が肉離れのような症状で途中交代してしまったところです。大島選手もふくらはぎの違和感を訴えこの試合を欠場していましたが、代表とクラブを行き来しながらシーズンを戦ってきたツケがここで出てしまったか、といつまた印象でした。小林選手は担架で運ばれていきました。先日のオーストラリア戦、小林選手は足をつって、途中交代したのですが、あの時は歩けていました。それだけに怪我の具合が心配されます。

広島戦よりひどいと書きましたが、それは決定機を作られすぎだったという点。そして前節の前半から修正出来たと思えなかった点です。途中でフォーメーションを変えたりして対処しようとしていましたが、伝わるのに時間もかかり、あまりうまくいっていなかったように思えました。

 

              「川崎らしさのなかった試合」  

後半になれば流れが多少は変わるかと思っていましたが、それでも責められているのは川崎でした。いまいちチャンスを作られないまま試合は進んでいきましたが、突如試合は動きました。谷口選手が中央でボールを持つとディフェンスのギャップを狙ったパスにエウシーニョ選手が反応しそのままシュート。このシュートは弾かれますが、こぼれ球に詰めた森本選手が押し込み、流れに反し先制したのは川崎でした。ですが、流れはあまり変わらず。鹿島に責められて続けましたが、勝利で終えました。チャンスらしいチャンスは本当に少なかったと思います。

それでも、勝ちました。これは今までと違って、ポジティブに川崎らしくないなの感じました。フロンターレはこういう展開では我慢しきれず、失点し負けてしまうという試合が今までたくさんありました。チャンスを作れなく、試合の流れをひっくり返せなかったのはCSへの課題ですが、勝ち切ったのはいい収穫です。CSへの弾みになりましたし、変わった、強くなったと周りに示せた試合でもありました。それでもポジティブに捉え切れる内容でなかったこともまた確かです。CSでまた当たる可能性がある鹿島の対策からどのように逃れ修正出来るかが大切になってきます。そこも見どころです。 

 

今日のMVPは間違いなく新井選手ですね。あの流れの中でよく耐え切ってくれたと思います。ディフェンスラインもよくやっていたと思いますが、失点に直結しかねないミスも見られたので修正が一刻も早くしなければなりません。攻撃陣も流れをひっくり返せるよう準備をしてほしいですね。

 

 

2ndステージの優勝は浦和レッズジュビロ磐田に勝利したことにより、決めました。しかし、年間順位では勝ち点1差で追っています。年間1位でCSへ行けるのか、浦和の結果も関わってきますが、まずはホーム最終戦G大阪を倒すことからです。最後の試合を勝利で終えてCSへ進みましょう!