タックマーのフロンターレポート

川崎フロンターレの試合のこと、選手のことをすこし書かせていただきます!時間があればご覧ください!よろしくお願いします!

熱くて心臓に悪い試合vs浦和レッズ天皇杯

11/12、19時、フロンターレとレッズを残して、ベスト8が決まり最後の一枠を年間勝ち点一位二位がはやくも奪い合う対戦。

フロンターレは初タイトルへ、浦和レッズは三冠の可能性を残し、両者の意地と意地がぶつかり合う試合は壮絶だった。

 

                 「フワフワした前半」

両者の力は拮抗していた。川崎が最初に決定機を作るものの、ゴールは奪えず、浦和も決定機を作るものの、こちらもゴールは奪えなかった。幾度となく両者にチャンスはくるものの、両者前半はドロー。フロンターレは若手が伸び伸びプレーしていました。板倉選手のボランチ起用もハマっていました。上手く起点となっていましたし、三好選手との息も抜群でした。フィジカルも強く、当たり前も見受けられませんでした。大久保選手は悔しかったでしょう。ことごとくフリーの時はパスが来ないんですから。そんなシーンはJリーグでもありましたし、この試合では三回くらいそのようなシーンがありました。残念でした。谷口選手のパスカットから何度もチャンスが作られていました。パスコースをしっかり読みそこからさばく。素晴らしかったです。

 

「絶望と歓喜の波、最後は歓喜!」

後半も同じような展開でした。チャンスは作るものの、シュートは決まらない。そんな中で一瞬で試合が動いただけに興梠選手の先制点にはびっくりしました。正直に言えばあれはソンリョン選手の判断ミスでしょう。興梠選手のトラップが素晴らしかったのは想定外だったでしょうが、完璧に置き去りにされてますからね…最後の砦のキーパーがあんなスルリとかわされては駄目だったでしょう。そして、点を取られた後リズムがすぐ悪くなるのがフロンターレの悪い癖。流れが浦和にいっきに渡り、ボールを支配される時間が続きました。ここで追加点を奪われていれば結果は違っていたでしょう。

大久保選手がミドルシュートを打ち、森脇選手のハンドを誘いPKを獲得し同点としました。

流れはまた川崎に行くかと思いきや、浦和にあっさり勝ち越しされてしまいました。クロスに合わせた李選手のヘディングはソンリョン選手が反応したものの、李選手のマークについていた登里選手が外に掻き出そうとしたものの、当たりどころが悪くオウンゴール。これが後半44分。正直終わったなと思いました。が、その後またすぐさま動きました。オウンゴールしてしまった登里選手のクロス、エドゥアルド選手にはあわなかったものの途中出場の森本選手まで溢れ落ち着いてゴールに流し込みました。驚きました。ここまで粘り強く戦えるのかと。登里選手が失点を帳消しにしたこと。素晴らしかった。その後延長戦へ。

またも浦和が勝ち越し。カウンターを仕掛けられ、対処に遅れそのまま途中出場の青木選手にゴールを決められました。流れは悪くなかった中でのあの失点は痛かったはず。それでもフロンターレは攻め続けました。足をつる選手も現れ本当に気力での勝負。最後は若手からゴールが再び生まれました。三好選手のクロスに板倉選手が落とし最後はエドゥアルドのヘディング!3度もリードを奪われ、3度も追いつく。ゾンビのように粘り強く戦えていました。中村憲剛選手はじめ、主力選手を欠く中で、このような戦いが出来ることに成長を感じました。

そしてPK戦。ソンリョン選手の素晴らしいセーブもあり4-1で勝利!最後の最後で勝利を掴みました。

 

 

この結果、川崎フロンターレ天皇杯ベスト8へ進出しました。試合内容に関してはもう心臓に悪い悪い。ですが、結果を出せるチームになってきています。ガンバ戦のようにいいサッカーをしていても、あっさり負けることもありましたが、そういう試合はやはり前と比べると少なくなっているように思えます。

次はCS準決勝。鹿島アントラーズ戦です。 

Jリーグでは一勝一敗。ここで決着をつけましょう。今日は川崎の未来が明るく見える試合でした。最高の週末をありがとう!

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天国と地獄。vsガンバ大阪

ついにリーグは最終節を迎えた。

2ndステージ優勝を浦和レッズに許し、年間1位を奪い取るため最終節でG大阪を迎え撃った。

 

 

      「過去最高!シーズン集大成の前半」

とにかく素晴らしい前半だった。最近の2試合、広島、鹿島とあまり流れのいい試合ではなかったものの勝利をつかんだチームと今サッカーしているチームは同じなのか?と思ってしまうほどG大阪を圧倒していた。

川崎らしいパスサッカーのオンパレード。風間監督のやりたいサッカーが、ここにきてようやく見られたといった感じでした。三好選手、長谷川選手といった若手がこの試合は引っ張っていってくれてました。そこには中村選手はもちろん、大久保選手も活かし活かされ活躍してきたように思えます。大久保選手は前節シュートを打てていませんでした。それがこの試合ではいきなりチャンスが来たり、バイシクルシュートを放つなど、のびのびとプレーしていたように見えました。ディフェンスも最終的には落ち着いて対処し、

「大阪にボールを持たせている」

を本気で感じた前半でした。非の付けどころのない前半。風間サッカーの集大成といっても過言ではないほど素晴らしいサッカーでした。

 

 

      「崩壊した後半。悲劇的な最終節」

前半が素晴らしい出来だったために、この結果は想像できませんでした。最初は別に問題ありませんでした。三好選手の左足でカーブをかけた素晴らしいシュートもありましたし、相手に攻められても、最終的にはボールを奪っていたので。ただ、1点目を取られた直後の失点が全てを台無しにしました。1点目を取られた後、一分後にまた失点、あれだけのゲームをしながら簡単に追いつかれてしまったという心理的プレッシャー。選手が一瞬でも暗い気持ちを見せたらそれはもう試合終了です。結果的に、アデミウソンの綺麗なシュートがゴールネットの左隅に決まり、2-3と逆転。交代した、森谷選手、中野選手、森本選手は試合に馴染めないままゲームは終了。逆転された時点でもうおしまいです。諦める諦めないの話ではなくて、プロとして、2-0で自分達のペースで試合を運べていたのに、一瞬の隙をつかれ失点して、そこで動揺し、最終的には逆転される。この状況から流れをひっくり返す時間もメンタルも選手もいませんでした。それは非常に残念なことで、CSに不安が残ります。

大久保選手も前半に比べるとボールにあまり絡めていなかったです。それこそ、ここ数試合の大久保選手のような…

この試合は大久保選手がキーマンでした。三好選手だったり長谷川選手だったりは、大久保選手から起点となり、チャンスを作っていたシーンがたくさんありました。それが後半は見られませんでした。引き出してくれる選手がいればパスは出すし、パスも要求できますが、交代した選手があまりにも試合に馴染めなかっただけに、そういったプレーが減ったものと考えています。また前半あれだけの存在感を示したので、ガンバ大阪が対応したのかとも思えます…

 

 

 

フロンターレは結果的に年間2位でリーグを終えました。浦和がマリノスと引き分けていたため、フロンターレが勝利していれば年間1位を取ることが出来ていたので非常に残念でした。

結局はいつもの川崎だったと捉えましょう。

「また2位だったのか」

フロンターレらしいな」

CSが残っています。いつものフロンターレはこの最終節が最後。まずは初戦の鹿島アントラーズです。ホーム等々力での開催なので、しっかり選手を後押しし、勝ちにつなげましょう。フロンターレはタイトルを取って生まれ変わる。

 

 

 

 

復活の時を待つ怪物大久保嘉人

今日、この大久保嘉人選手について書くのは、今節の鹿島アントラーズ戦で気になったシーンを見つけたので、書かせていただきます。

Twitterでも少し書かせていただいたのですが、もう少しまとめよう(うまくはまとめられてないですが)とおもいましたので。

 

それでは本題です。僕が気になったシーンというのは、後半のロスタイムに入ってすぐのシーン。クリアボールを大久保選手が待って上がり森本選手へラストパスを送ってシュートを打つものの、曽ヶ端選手に塞がれてしまったシーンです。 

 

私は何が気になったのか。それはあの場面で大久保選手がパスを選択したということです。

チームの選択としては間違っていなかったと思います。むしろ誰が見てもあれは正解。当然だと思うかもしれませんが、僕には違和感が残りました。あの場面は大久保選手なら打つべきだったのではと。

最近大久保選手はゴールから遠ざかっています。そのうえシュートすら満足に打てていない状況が続いています。もっといえばボールに満足に絡めてすらいません。ストレスが溜まって試合中もパスをもらえず怒りをあらわにするシーンが何度か見られました。ただ、ストレスはシュートを打ててない、ゴールを決めることが出来てないということからだけではないと思います。

おそらく、「小林選手が伸びてきたこともストレスのひとつ」だと思います。というのも今まで大久保選手は「川崎のエース」と呼ばれ点を取ってきました。ですが、点を取れなくなってきてエースと呼ばれていた自分よりも点を取る選手が出てきてしまった。そしていつのまにか自分とゴール数まで並んだ。そこでエースと呼ばれていたことへのプレッシャーに飲まれてしまっていた。そしてあの場面は大久保選手は「自然」とパスを選択してしまった。と思えてしまったのです。

私は、今まで私が川崎で見てきた大久保選手ならあの場面は無理にでも打ちに行っていたと思います。それで外しても大久保選手ならしょうがないと思えていましたし、思えます。だからこそ、あそこでパスをした大久保選手に違和感を感じたんです。

 大久保選手は一度切り返してからシュートを打つ、というパターンももっています。あの場面はまさにそのパターンで点が取れる形であった。

だからこそ、、!チームの為より自分のためにあの場面はシュートを選択して欲しかった。

 ましてや、小林選手が怪我で外れて、鹿島には何度も決定機を迫られている場面。

「俺がいるから大丈夫!!俺にボールを持ってこい!!決めてやるから!」とプレーで、シュートを打って示して欲しかった。いくら失敗しても大事なところで結局は決めてきた「川崎のエース」は逃げない男なのだから。

 

あのプレーは

チームの為を考えてのプレーなのか、

自分を見失ってのプレーなのか

はわからないです。むしろそんな可能性は低いです。私の主観的観点からのあの1プレーをみてふと思っただけのことなのですから。

 

ただ、そう思えてしまうくらい、最近の大久保選手のプレーにはワクワクが感じられません。ゴールから遠ざかって、苦しい状態が続いている中でまだ復活のキッカケを掴みきれていない状態なんだと思います。ゴールというキッカケだけが足りてないんです。FWはやっぱりゴールが一番波に乗れる「薬」なんです。。

だからあのパスはそれを、薬を拒否しているような感じがしてしまって、悲しかったですし、少し寂しく感じました。

 

CSを勝ち抜くためには大久保選手のゴールは絶対に必要です。エースの一点ほど、力強く、相手に重いゴールはありません。そのためにも大久保選手には復活してもらわなければ困ります。

一瞬でも、周りを生かすプレーから、「大久保を生かす」プレーをしてほしい。そうすれば、怪物は目を覚ます時が必ずくると思います。だからこそ、彼は怪物であり「川崎のエース」なんです。 

 

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川崎らしくない試合vs鹿島アントラーズ

浦和を年間勝ち点1差で追う川崎の最後のアウェイマッチは鹿島アントラーズとの一戦。

鹿島は、大宮、東京と2連敗という流れの悪い中迎えた川崎戦。CS前哨戦とも言われ、両者負けることが許されないこの試合。

結果は川崎が森本選手の1点を守り抜き、試合は終了。CS前哨戦は川崎に軍配が上がった。

 

               「広島戦よりひどい前半」

この試合の前半、キックオフは川崎からだったので、流れは川崎からスタートするのかと思っていましてが、鹿島のペースで試合は進みます。それだけなら、まだいいのですが鹿島には何度も決定機を作られます。新井選手のスーパーセーブもあり、ゴールにはならなかったものの、クロスバーを叩くシーンも見られ、鹿島には2連敗で流れが悪いとか関係ないのだと思いました。王者になったことのあるチームはいい流れは前から引き継ぎ、悪かったら断ち切るというのが上手いです。そういうところは見習わなければなりません。ただ、こればかりは経験だったりが左右するのでしょうがないですが…はまた、ハプニングがありました。小林選手が肉離れのような症状で途中交代してしまったところです。大島選手もふくらはぎの違和感を訴えこの試合を欠場していましたが、代表とクラブを行き来しながらシーズンを戦ってきたツケがここで出てしまったか、といつまた印象でした。小林選手は担架で運ばれていきました。先日のオーストラリア戦、小林選手は足をつって、途中交代したのですが、あの時は歩けていました。それだけに怪我の具合が心配されます。

広島戦よりひどいと書きましたが、それは決定機を作られすぎだったという点。そして前節の前半から修正出来たと思えなかった点です。途中でフォーメーションを変えたりして対処しようとしていましたが、伝わるのに時間もかかり、あまりうまくいっていなかったように思えました。

 

              「川崎らしさのなかった試合」  

後半になれば流れが多少は変わるかと思っていましたが、それでも責められているのは川崎でした。いまいちチャンスを作られないまま試合は進んでいきましたが、突如試合は動きました。谷口選手が中央でボールを持つとディフェンスのギャップを狙ったパスにエウシーニョ選手が反応しそのままシュート。このシュートは弾かれますが、こぼれ球に詰めた森本選手が押し込み、流れに反し先制したのは川崎でした。ですが、流れはあまり変わらず。鹿島に責められて続けましたが、勝利で終えました。チャンスらしいチャンスは本当に少なかったと思います。

それでも、勝ちました。これは今までと違って、ポジティブに川崎らしくないなの感じました。フロンターレはこういう展開では我慢しきれず、失点し負けてしまうという試合が今までたくさんありました。チャンスを作れなく、試合の流れをひっくり返せなかったのはCSへの課題ですが、勝ち切ったのはいい収穫です。CSへの弾みになりましたし、変わった、強くなったと周りに示せた試合でもありました。それでもポジティブに捉え切れる内容でなかったこともまた確かです。CSでまた当たる可能性がある鹿島の対策からどのように逃れ修正出来るかが大切になってきます。そこも見どころです。 

 

今日のMVPは間違いなく新井選手ですね。あの流れの中でよく耐え切ってくれたと思います。ディフェンスラインもよくやっていたと思いますが、失点に直結しかねないミスも見られたので修正が一刻も早くしなければなりません。攻撃陣も流れをひっくり返せるよう準備をしてほしいですね。

 

 

2ndステージの優勝は浦和レッズジュビロ磐田に勝利したことにより、決めました。しかし、年間順位では勝ち点1差で追っています。年間1位でCSへ行けるのか、浦和の結果も関わってきますが、まずはホーム最終戦G大阪を倒すことからです。最後の試合を勝利で終えてCSへ進みましょう!

 

 

最後まで盛り上げる川崎!vs広島

中断期間も終わり、残り3節となったJ1。

広島、鹿島、大阪と厳しい試合が残る中、波にのるためにも、連敗をしないためにも絶対に落とせなかった広島との一戦。非常に楽しい試合であった。また森崎浩司選手が引退発表後初の試合であり、川崎サポーターは拍手で迎え入れるという暖かい場面も見られた。

 

          「川崎らしくない展開の前半」

 

試合の立ち上がりは広島がペースを握る展開になった。試合開始から攻められ続け、落ち着いてパスを回す川崎のサッカーは見られなかった。パスミスを連発し、柏戦のような展開になりうる可能性もあった。が、そこはディフェンスの谷口、キーパーの新井の活躍もあり、なんとか持ちこたえることが出来た。柏戦は中盤もディフェンスラインも酷い有様だった。あの時のような展開はもう2度としてはならなかった。おそらく、柏戦のような展開であれば、残りの2試合にも影響が出ただろう。

その後、少しずつペースを掴み始め、川崎らしいパスが繋がり始めたので、いい展開まで持っていけるかと思えば前半は終了。シュートらしいシュートは一本もなかった前半。攻撃はJリーグ屈指と言われている川崎が広島に完璧に抑え込まれていた前半だった。

 

          「最後まで楽しませてくれる川崎」

 

後半の立ち上がりは前半の立ち上がりとは違い、ペースを握り始めた。前半では見られなかったシュートらしいシュートがエドゥアルドが放つと、その数分後には大島や小林、エウシーニョなど惜しいシュートが少しずつ見られるようになった。この調子でいけば先制点も見られるかと思ったが、あわやという場面が。後半20分。広島の塩谷選手のフリーキックがゴールネットを揺らした。先制点は広島。かと思いきや、オフサイドの判定。これは少し疑問が残った。いろんな動画を見返し、キーパーの視界を遮ったというのが、判定を見る中では一番納得したが、広島からしたらこれは厳しすぎる判断なのではとも思えた。そのリスタート直後川崎もチャンスを作っていた。あのシーンで試合の流れは変わるかと思えたが、選手達は落ち着いていた。すると先制点は生まれた。大島に変わり入った森谷選手のシュートは鮮やかなドライブシュートになり、広島の林選手を一歩も動かさなかった。素晴らしいシュートでその前のキックフェイントで相手のスライディングを交わすところも素晴らしかった。その後も落ちた試合展開を見せ、試合終了間際にはエウシーニョがボールを奪取し、一気にカウンターを仕掛ける。広島のキーパーの林選手も最後の攻撃のつもりでコーナーキックに上がっていたため、ディフェンスラインはバラバラ。エウシーニョから冷静にパスをつなぎ、最後は中村選手の落ち着いたゴロのシュートで試合を決め、終わってみれば2-0の完勝であった。前半の出来が嘘のように後半は調子のいい川崎フロンターレのサッカーを見せていたように思う。

 

次節はアウェイで鹿島への挑戦。今節、鹿島は東京に敗れはしたものの、リーグは3位と油断ならない相手。今日の前半のような出来では一瞬でゴールまで持っていかれるだろう。残るは2節。年間首位を狙うためにも2ndを取るためにも負けられない戦いは続く。

 

反省すべき最高の試合!横浜戦レポート

この試合は凄まじかったですね。新井選手が脳震盪の疑いがありプレー続行不可能で交代。その結果ロスタイムは9分になりました。そのロスタイムに2点差を詰められ、大宮戦が切り替えきれてないのかな、と思ったら、小林選手の決勝点。最高の週末ですね。笑

CS出場権を激アツな展開で獲得しました。

 

さて、この試合を前向きに捉えるべきか、下向きに捉えるべきか。2-0から追いつかれてゲームを壊しかけたのも事実です。逆に、そこで終わらずに、しっかり勝ちまで持って行ったのも事実です。反省すべき点はしっかりしなければならないですね。特に2失点目は、自陣でのパスをペナ前で奪われてからです。あれは絶対にやってはいけないミスでした。ですが、あの周りをよく見て欲しいのですが、パスコースがほとんどありませんでした。パスを出したのではなく、「あの場所に出させられた」といった感じがしなくもありません。そこで、外してこそ、川崎のサッカーなのでしょうが…

 

「後半ロスタイムを除けばほぼ完璧」

前半のいい時間帯で先制点を奪い、落ち着いて試合を運べていたと思います。田坂選手は今日とても素晴らしかったです。齋藤選手の対応もしっかりし、攻撃の起点でも活躍。2点目、3点目のアシストも記録しました。彼がいなかったらまた全然違う試合になったでしょう。

 高木選手も途中出場ながら、落ち着いてゴールを守っていました。最初のゴールキックが少し流れてしまったので、どうなるかと少し心配でしたが、要らないものでした。ハイボールの対処、クロスの対処も素晴らしく、シュートの対応も落ち着いていました。三好選手の追加点も高木選手の心を軽くさせたと思います。あのゴールも素晴らしかったですね。若い選手ながら、あの落ち着き様、思わず笑みがこぼれました笑

それだけ素晴らしいプレーも多かったのでロスタイムは本当に残念です。試合終了後の中村憲剛選手の表情が物語ってますが、こんな試合をしていてタイトルなんて…という気持ちもあったでしょう。僕としては、あそこは主将としてではなく、いち川崎フロンターレ選手として喜んで欲しかったですが、そうもいかないのが主将としての務め、そして誰よりも川崎のタイトルを欲している中村憲剛選手の覚悟なのかなと思います。

 

CS出場権を川崎フロンターレは獲得しました。しかし、まだ年間1位を獲ったわけではなく、ここから先はまた厳しい戦いが待っています。この試合の反省を生かし、次につなげていって欲しいですね。

 

 

 

 

 

 

9/17大宮アルディージャ戦

さて、結果はご存知の通り2-3で敗戦となってしまいました。また、大久保嘉人選手が報復行為で一発退場。エドゥアルドネット選手が、イエローカードを貰い、次節出場停止。またエドゥアルド選手も肩をまた外してしまっているようなので、癖になってきています。荒れに荒れまくった試合でした。

 

まず、大久保嘉人選手の退場がこの試合の分岐点の一つでしたね。11人から10人に減るのは痛い。しかも前半でしたからね。そしてその直後、一瞬でPKを取られ失点。そのまま前半終了。あの流れは良くなかったですね。

 

その後中村憲剛選手のゴール、小林悠選手のゴールで10人ながら逆転するものの、その3分後に同点ゴールを浴び、さらに5分後には逆転ゴールも奪われてしまいました。2失点目は自分達のミスからの失点でした。非常にもったいなかった。同点にされ、10人で疲れもピークに達して、力尽きたといった印象でした。

特に車屋選手は、途中出場のマテウスについていくのに精一杯で、攻撃時もいつもの仕掛けていくという姿勢が見られませんでした。

やっぱりチームの総合力だったりが出た試合でした。大久保選手の退場もそうですし、怪我でのベンチメンバーの不足、交代の使い方。そういう総合力で相手の方が上回っていたという感じですね。悔しいですが…

 

また、試合後には乱闘騒ぎ、サポーターも暴動を起こしたりと、よくないことが続いています。チームでまとまりを欠く今、何故このようなことになってしまったのか疑問には思いますが、それを言っていても良くはなりません。

しっかりチームもサポーターも修正していかなければなりません。天皇杯ジェフユナイテッド千葉戦で、それを見せましょう。

フロンターレのチームとしての底力、絆を。